シウマイ物語

自分のことより、他人のことを優先して思いやる人物です。
常に、相手の立場に立って、先回りして考えるのです。
そういう人が１人いるだけで、組織は円滑に回ります。
でも、その分、陰で本人は疲弊しているのではないでしょうか。

手根管症候群（しゅこんかんしょうこうぐん)

手が痺れて痛い症状を長年抱えながらも、
決して人前では、痛いと弱音を吐かずに頑張っています。

今はコロナで担げていませんが、神輿が大好きです。
若くして天国へと旅立った実兄ととても仲良く参加していました。
人前では、決して悲しいなんて口には出しませんが、
突然の別れに、今でも心は泣いています。

「そんな店主が作ったシウマイ」

ではございません。

その方を生み、育てた母上が作るシウマイです。

彼女もまた、手根管症候群を患い、心臓にも爆弾を抱え、
ヘルニアにも悩まされ入退院を繰り返しています。

店頭のショーケースの一番左に「シウマイ」が並んでいるかどうかが
母上の健康のバロメーターです。

そんなレアなシウマイは、鶏肉とタマネギに少しのつなぎとシンプルな味付け。
１つが大きく、昔ながらのグリーンピースデザインのタイプです。

「湘南メニュー」＝湘南らしさを表現したメニュー

しらす、湘南ゴールド、いちご...

素材を主役にしたメニューは、ありきたり過ぎて面白くない。
お金を出せばどこでも買えるし。

ボクの考える真の湘南らしい食べ物とは、

背景にストーリーがある、ソウルフルな人物が創る食べ物だと思います。

母上も、まさか、伝説のシウマイを、
ホイップクリームと合わせて出すとは思ってないでしょうけどね。

https://www.p-chanchi.com/single-post1047.html

伝統を汚すつもりではなく、リスペクトしているからこそのチャレンジです。

悪しからず。