くぅが天国へと旅立った1年前の同じ時刻
ひとり庭に出て目を瞑って交信しようと試みた。
目を閉じ、視界の消えたその世界では
セミの合唱と南西の強い風の音が僕を包み込んで
却って、静寂を演出してくれる。
まもなく気配を感じて目を開ける。
ぐっすり眠っていたはずの2人。
2020-09-16
睡眠を邪魔しないようにと、そっと出てきたはずなのに。
ぴったりと寄り添う。
2人は僕と同じ方向を見ている。
「パパ、ボク達も一緒に探すよ」
「きっと帰ってくるよ」
そう言わんばかりに。
泣きながら、何度も2人の背中をさすった。
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