くぅの息子「もん」の不思議

くぅ＆ちぃの子供が欲しい。

ちぃの先天性の水頭症が発覚し、ささやかな夢は夢のまま終わる。

そんな僕たちの願いを叶えるべく、突然に「もん」が家族になったのが今から10年も前のこと。
ある日、本当に突然だった。
ワンコのおやつを買い行った先で、ぴぃが即決。
ペットショップで、足の指に障害があるとの理由で売れ残っていた仔だった。

でも、もんに障害はなかった。
人間の先入観なんてそんなもんだ。
色合いが、お菓子の「モンブラン」に似ていたことから「もん」と名前がついた。
名付け親は、もちろん、ぴぃ。

もんは、病気1つせず、健康で育てやすい子。
あることを除いては。
それは、2度の開腹手術を経験したことからも分かる。

1度目は、母と慕っていた「ちぃ」が亡くなった時。
散歩中に、悲しみによるストレスから、大量の土を食べて緊急搬送。

2度目は、江ノ島から大磯に引っ越した時。
環境が変わったストレスから、散歩中に海岸の砂を大量に食べて夜間救急病院へ。

今回も、もんの行動に目を見張らせています。

くぅは、奥さんを
もんは、母さんを

それぞれに最愛の家族を亡くし、固い絆で結ばれた父と息子。

ちぃが亡くなった年の秋、ぴぃの妖怪アンテナが反応。
静岡県に、ちぃの生まれ変わりがいると。

◎フジアースフィールド
https://www.fuji-ef.com/amigosite

そんないきさつで、みんなで富士宮市に行ったときのサービスエリアでの1コマ。

この時点で、ちなの母親候補は、まだ身ごもってすらいない。
でも、とても満足そうな父息子を見て、目に見えない何かを信じてみようと思ったことを思い出す。

数ヶ月後、「ちぃ」は、「ちな」に生まれ変わって再び家族になったことがその答え。