黒いモンブラン

今や最長老の１１歳となった「もん」ちゃんの毛色はブラックタン。

ぴぃが名付けたちょっと変わった名前。
命名の理由は、モンブランに似ているからだと勝手に思い込んでいました。

でも、ケーキのモンブランって茶色かったよな...
今更ながらにおかしいなと思って、ぴぃに尋ねると、

「なに言ってんの、わたしがモンブランが好きだからに決まってんじゃん」

あ、そうっすよね〜、黒いモンブランなんて見たことないしね。
もんちゃん、１１年間も勘違いしていてごめんね〜。

でも、ついに発見したんですよ。
もんのモンブラン部分を。

正面から見ると、良ーく分かります。

お鼻が、ケーキの上に乗っかってるマロンっぽいんです。
しかも、この艶とテカリは、まるでナパージュしたみたい。

いくら美味しそうでも、もんちゃんの鼻は食べれません。
ガブリといくと、ガブリとやり返されちゃいます。
普段はおとなしいのですが、予測不能な豹変ぶりには何度も驚かされてきました。

僕の前歯は少しだけ欠けちゃっています。
長時間出かけて、帰ってきた時に、嬉しさのあまり
もんが勢い良く突進してきて、僕の歯ともんの牙が正面衝突。
激痛に加え、前歯が欠けたショックに悶絶する僕を尻目に、ケロッとした顔でしっぽを降り続けるもん。

ハコフグみたいに安定感がある穏やかなお顔からは想像出来ない激しさ。
それも、もんの魅力の一つなのです。