レイニーブルー

決まって何かあると夜泣きをする。
スルーできない悲しい鳴き声は、どんなに熟睡中でも僕を目覚めさせる。

先代のちぃ、くぅが天国へと旅立ったこの季節を知らせるアラームのように
もんは今朝も5時から鳴き続けていた。

ちょうど1年前を思い出す。

今回の入院ばかりは尋常じゃないと、ぴぃは覚悟していたと後から聞かされた。
僕は、何度入院しても、「くぅなら大丈夫」って只々、素直に信じていた。

昨日、爪切りに「いぬごや」に連れて行ってきた。

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道中、ずっと、もんが運転させてくれってハンドル前を陣取る。
長らく、くぅのポジションだった場所だ。
いつも3人で行っていた場所。

全てまでを言うまい。

梅雨時期特有の曇天が、この湿気が、
僕だけじゃなく、もんの気をも狂わせるのか。

梅雨明けが待ち遠しい。